信濃国分寺八日堂(蘇民将来符)
以前に紹介した信濃国分寺ですが、何といっても有名なのは1月7日~8日に行われる八日堂縁日です。
いつもは静かな信濃国分寺境内ですが、この日ばかりは大賑わいとなります。
参道には屋台がずらりと軒を並べて、なかなかの活況となります。子供のころは八日堂の夜店で買い食いするのが本当に楽しみでした。
さて、八日堂の由来ですが、マルチメディア情報センターのページにもあるように、毎月八日にありがたいお経を読み上げるところから来ていまして、特に年初めの1月8日には古来から大きなお祭りになっていたようです。賑やかな屋台の並びも古来から同じ様子だったようでして、その様子が絵図になって残っています。
しかし、参拝している人にとってはありがたいお経よりも、国分寺本堂横で売られている蘇民将来の護符を目当てに訪れている人の方が多いのではないでしょうか。
私たちが行った時は、わりと早い時間帯だったせいかそれほど混んでいませんでしたが、日が落ちて夕方遅くなってくると大変な人出になってしまい、護符を買うのも一苦労です。
これが蘇民将来符です。大小さまざまな大きさのものがありますが、形はほぼ同じでして、六角柱の上に六角錐状の傘をつけたような形にドロヤナギの木を彫って作った護符です。「蘇民将来 子孫人也 大福長者」と書かれていますが、この文言が何を意味するかと言いますと、日本全国に散らばっている蘇民将来伝説とほぼ同じものです。蘇民将来伝説は、伊勢市の道の駅のページがくわしいです。
蘇民将来符を家の中に飾っておくことが蘇民将来の子孫であることを証明するものだとして、牛頭天王(薬師如来)が一年の無病息災と一家繁栄を約束してくれる、と言い伝わっています。
蘇民将来符自体は日本各地で見られる風習なのですが、信濃国分寺八日堂縁日で見られる護符は特に形が美しいものだとされています。
一番小さな形の蘇民将来符は一年中、本堂で買うことができますが、それ以外の大きさのものですとこの八日堂縁日でないと入手することができません。全国的にも八日堂の蘇民将来符は有名なようでして、わざわざ他県から買い求めに来る方も多いようです。
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