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2008年7月 9日 (水)

鴻の巣

上田七不思議のひとつに数えられている鴻の巣ですが、不思議と言うよりも上田の名勝として知られています。

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鴻の巣の全景です。遠くから見てもかなりの奇景ですが、近づいてみるとなかなかの迫力を味わうことができます。

Kounosu3_2

Kounosu2

これらの奇景は、風雨による侵食によってできたものです。鴻の巣は日ごとに姿を変えると言われます。鴻の巣は砂山と言ってもいいくらいもろい地質でして、そのため、風雨による侵食をとても受けやすいのです。

鴻の巣の石はどれも海岸の砂浜の石のように丸いですが、これは上田地方がはるか昔(約1000万年前)に海の底だった時のものなのです。

Kounosu4

鴻の巣は海の底に積もった小石や砂が、その後の地殻変動によって隆起して陸地になって露出したものです。

ちなみに、上田が海であったという古い伝説があります。塩田・塩尻など、海を連想させるような地名もたくさんあります。もちろん、上田が海であった時に人間はまだ誕生もしていませんので、伝説を作った昔の人が上田が海であったことを知るはずも無く、全くの空想の産物だと思います。ですが、あながち人間の想像や空想も捨てたものでは無いと、面白く感じます。

ところで、上田が湖の底だった、という伝説もあります。これは龍の子太郎のモチーフになった小泉小太郎伝説に出てきますし、岩鼻に関する伝説(篠ノ井有線放送のホームページを参照してみてください)にも見られます。これらの伝説の真偽はさておき、上田が湖の底であったというのは事実のようで、縄文時代頃までは上田のかなり大きな地域が湖ないしは湿地帯だったようです。

縄文時代の人の記憶が、伝説という形で現在まで継承されてきたのではないか、と空想を広げるのも楽しいことかと思います。

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